始めに⇒
僕は、まだ言葉の意味や、なんやかんやで物足りないトコが多すぎるため、おかしな部分、訂正すべきであろう部分が結構あったりするかもしれません。
そこのトコト、予めご了承くださいませ。
それと、物語を作ると言うのは、ちょっと経験があるのですが、作品を見れば「マジで？」と思うほどダメだったりします。
まったく、自分に自信を持てません(笑)。
なのに、皆様に物語を見せる馬鹿者・・・っと・・・(苦笑)。
さて、こんな話はやめて、物語を始めましょう(笑)。
↓Story Start↓
皆さん、こんにちは。これは、僕と、僕の友達との間で始まったお話。
・・・・・・おっと、自己紹介が遅れていた。僕の名前は、キリエル。
さて、そろそろ話を始めようとしようか・・・・・。
・・・・そうだね、始まりは・・・・・僕が不思議なコを見つけた時から・・・・だね。
RO the story time
『キリエルの話』
第一話
↓START↓
僕と、僕の友達は、プロンテラ衛星都市 イズルードに住んでいたんだ。
勿論、その時だけでは無く、今もだけどね。
プロンテラって言うのは、皆わかっているかな？
プロンテラとは、この大陸、ミッドガルド大陸にある、ルーンミッドガッツ王国と言う王国の首都なんだ。
国王、トリスタンⅢ世の統治もと、多くの人々が生活している活気ある都市。
その、プロンテラの近くにある街が、イズルードだ。
・・・・さて、僕が住む、イズルード付近のコトを説明し終わった。
話を続けよう。
ある日、僕はイズルードから出る高速船に乗って行ける、港街のアルベルタと言う街に、ちょっと用があって行っていたんだ。
二日程してから、用を済ませた僕はまた、高速船に乗って、イズルードに帰ってきた。
そんな時だったんだ。
船から降りて、家に戻る時・・・・・・。
船に乗ろうとする時だけに使われ、それ以外の時はめったに人が通らない道を歩いていた時、一人の少女が座り込んでいた。
髪の毛は首元まで伸びていて、茶髪。服はボロボロで、貧乏人の様だった。
普通の人だったら、関わりたくないと思って、無視して少女から早く離れようとするだろう。
でもなぜか、僕は早めにこの場を立ち去ろう。そんな気はしなく、逃げるどころか、声をかけようとした。
そっと近づき、しゃがみ、その少女を見つめた。
すると、その少女も僕を見てくれた。
とても悲しそうな目をしている。―――怯えているかのような目だった。僕がこの少女を怖がらせている？
そう、思い、この場から離れてあげようと思ってしまった。だケド、そんなコトはできない。このコの親だけでも探してあげられたら・・・・そう思って、声をかけた。
「キミ、どうしたんだい？こんな所で・・・・。お母さんやお父さんと逸れちゃったの？」
そのコから、何も返事は返ってこない。
「もし、逸れちゃったんだったら、僕が一緒に探してあげるよ」
また、返事は返ってこない。
ただ、そのコは僕を見つめているだけだった。
「・・・・・お兄ちゃん・・・・誰？」
ようやく、言葉を話してくれて、ホッとした。
でも、返って来た言葉は僕が質問したコトと一致していない。
質問に答るよう言うと、かわいそうに想えたので、今度は僕がそのコの質問に答えるコトにした。
「僕はね、キリエルって言うんだ。キミの名前は？」
また、僕はそのコに質問をした。
「・・・・・私・・・・？」
「そう、キミだよ」
「・・・・・わかんない。私のナマエ・・・なんていうの？」
今度は答えづらい・・・と言うより、答えるコトのできない質問をまたまた返されてしまった。
「キミ、自分の名前がわかんないの？」
これしか言い様が無かった・・・・・。
そのコは、コクッと頷いた。
「そうかァ・・・・それじゃぁ、僕がキミに名前をあげよう！」
そう言った瞬間、・・・何言ってんだ僕・・・と、心の中で呟いた。
「ナマエを・・・・あげる？」
「そう、キミの名前を僕が考えてあげるよ」
一度言ってしまったコトだ、取り消しにしたら、どうなってしまうかなんて、想像もつかないが、結果は大変なコトになるだろうと思い、必死で名前を考えてあげた。
「そうだね～・・・・。そうだ！」
僕はポンッと、グーにした右手を開いていた左手の上に乗せた。
急に少し大きい声を出してしまったので、少しそのコが驚いた様だったが・・・・・。
「リナム！キミは、リナムだ！」
とっさに思いついた名前だ。
このコがこの名前を気に入ってくれるかどうかと、不安になってしまった。
「りなむ・・・・？」
「そう、リナムだ」
「・・・・・リナム・・・・私・・・リナム」
さっきまで、悲しい顔をしていたコ・・・いや、リナムが、微笑んでくれた。
どうやら、気に入ってくれたらしい。
「さて、キミの名前も決まった！・・・・ところで、話は戻るケドね、両親はいないの？」
微笑みが、僕の質問でなくなってしまった（汗）。
もう焦らずにはいられなかった・・・・・。
「リナム・・・いない。りょうしんはいないよ」
「・・・・・・え？」
両親がいない、つまり、捨てられた？
「でも・・・リナム、一人じゃ・・・ないよ」
「一人じゃ・・・ない？」
「・・・うん。リナム、今、キリエルお兄ちゃんと一緒にいる」
「あ・・・・」
リナムの気持ちが、なんとなくわかった気がする。
リナムは・・・・僕と一緒にいたい様だった。
そしてリナムは、微笑んだ。
「・・・・それじゃあ・・・・僕と、一緒に行こうか」
「うんッ！」
さっきまで、弱弱しい声だったが、元気な声になった。どうやら、心を開いてくれたようだった。
少し、嬉しかった。
僕の詠みも、外れてはいなく、リナムと手をつないで、僕の家に向った。
人が集まる中央市場。
僕とリナムはそこを通りかかっていた。
「・・・・・」
リナムが市場の方をじっと見つめていた。
「どうしたんだい？リナム。何かあった？」
「アレ・・・・・」
「ん？」
リナムがある商人の方をゆっくりと手を上げて指差した。
その商人の前には、リンゴやバナナ、いも、ニンジンなどが並んでいた。
「・・・・・・・何か欲しいのかい？」
「・・・・・うん」
素直に答えた。まぁ、その方がいいだろう。そう思った。
なかなか、欲しいと言わない子供よりかは、よっぽどマシだ。
「どれが欲しいの？」
「・・・・赤いの」
どうやら、リンゴが欲しいようだ。
「リナム、おいで」
僕は、リナムを軽く引っ張ってやり、商人の方へ歩いた。
「へいらっしゃい！リンゴにバナナにいもとニンジン！何でも買ってってくれ～！」
とても元気なおじさん。リナムはこのおじさんが怖いのだろうか、僕の後ろに隠れた。
まだ僕以外に、心を開こうとしない・・・と言うより、開けないようだ。
「すみません、リンゴを一つお願いします」
「あいよ！リンゴ１個だね。１５ゼニだよ！」
ポケットから財布を取り出し、中から１５ゼニを取り出しておじさんに渡した。
「あいよ！毎度あり！」
ニカッと笑ってリンゴを渡してくれた。
「・・・・・ん？なんだい兄ちゃん、ソコに隠れているじょうちゃんはよ？」
「あぁ、このコは・・・えーと・・・・」
なんと言えばいいのだろうか・・・・。『拾ったコ』なんて言えない。どうしたらいいだろうか・・・・。
「・・・・リナムのお兄ちゃん」
僕が考えている間に、リナムが前に出てきておじさんに言った。
「えっ、ちょッ！リナム？」
「おぉ！そうかいそうかい！じょうちゃんの兄ちゃんかい！」
・・・・・しょうがない。多分、これしか無かっただろうなと、リナムに助けられた感じがした。
「兄ちゃんは優しいかい？」
おじさんがリナムに尋ねた。果たして、答えてくれるかどうかと、内心、少し不安になった。
「うん・・・・とても、優しいよ」
お・・・・答えた。そう、心の中でビックリしてしまった。
「そうかい そうかい！・・・・そうだ！コイツを持ってきな。あげるよ」
そう言っておじさんはリナムに十字架を渡した。ロザリーと言う、幸福を齎すと言う十字架だ。
「お、おじさん。こんな高いモノを・・・・！」
「いいっていいって！遠慮無く受け取りな！」
「は・・・はぁ・・・」
ロザリーをくれたコトには感謝した。だが、なぜ、ロザリーを持っていたのかが引っ掛かってしまった。
まぁ、どうでもいいかと、心の中で呟いた。
「・・・・おじさん。ありがとう」
リナムがおじさんにお礼を言った。
おじさんにも、心を開くコトができたのかな？
そうだったら、この調子で行けたらいいなと思った。
「おー おー。どういたしましてッ」
「それじゃ、そろそろ行きますね」
「おッ。わかったぜ。また来てくれよな！」
おじさんは僕達に手を振った。
僕も、少し手を上げて手を振った。
リナムもだ。
市場から離れてから、リナムはおじさんに貰ったロザリーを首にかけ、僕の方を見た。
「ねェ・・・にあってる？」
「・・・・・・うん、似合ってるよ。とっても」
そう言ってあげると、嬉しそうに微笑んだ。
「あッ。そうだ」
「どうしたの？キリエルお兄ちゃん」
「あ・・・うん。僕ね、今日、アルベルタって言う、港街から返って来たばかりなんだ」
「あるべるた・・・・？」
「うん。それでね、僕には友達がいるんだケド、帰って来たよって、言いに行かなくちゃいけなかったんだ。一緒に来るだろ？」
「・・・・・うん」
そう。僕はリナムとの出会いでうっかり忘れていた。船にいた頃までは、その友達の家に寄ってかなくてはと、わかってはいたんだケド・・・・。
「トモダチって どんな人？」
僕の友達に対して興味があるのだろうか？
そう考え、質問に答えるコトにした。
「そうだね・・・・二人いるんだケド・・・・一人は、とっても優しい人だよ」
「やさしい・・・・」
「うん。あとね、もう一人は・・・・う～ん。ムッツリしてるって言うか・・・・顔はいいケド、性格は悪いって感じなんだ」
「顔はいいケド・・・・性格は悪い？」
「でもね、本当は、最初に言った友達と同じで、優しい人なんだよ。ただ、気難しいだけなんだろうね」
「・・・・・・」
「・・・・じゃ、僕の友達の家に行こうとしようか！」
「・・・・うん」
まぁ・・・・リナムとの出会いは、こうだったんだ。
わかってはくれたかな？
リナムは、自分に名前をつけられるまで 『私』と、自分のコトを言っていたケド、『リナム』と言う名前がついてから、自分のコトを『リナム』と言うようになった。
これは、『リナム』と言う名前が気に入ったから。もうわかってはいると思うケドね。
そう言えば、何で僕がアルベルタに行ったかって理由、まだだったね。
アルベルタには、僕の祖母がいるんだ。
で、祖母が急に体調を崩したらしく、その連絡が、僕の祖父から届いたんだ。
だから、お見舞いをしにいったんだ。
今ではもうピンピンしているよ。
さて・・・・今日のお話はこのくらいにしておこう。
このお話は、また今度。
それでは、また・・・・・。
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ムナックさんよりより頂きました、『キリエルの話 第一話』でした～♪
キリエルの語り口調が、なかなかいい雰囲気を出していると思いますよ。
はてさて、これからキリエルはどうなってしまうのか？
リナムちゃんの正体、そして真の目的とは！？（ぉぃ）
次の話で出ると思われる、キリエルの友達とはどのような奴らなのか！？
次回を待て！！
（というわけで、ムナックさん。送ってくださいねｗ）