管理人 蒼の独り言

其のご

お題 「夢」


<><><>


こんばんわ。蒼です。
長らく期間の空いていたROちぅ Contestでしたが、
こうして無事に第五回を開催することができ、
作品も多数送って頂くことができました。

まずは御礼を。
投稿者の皆様、ありがとうございます。

今回のお題は夢ということで・・・
お題提供者であるクロ君が
「お題が夢なら今考えてるネタと合致する」と言っていたから、
どんなネタで攻めてくるか楽しみなのであります。

それでは恒例の、感想のような独り言いってみましょう。まる。



■□■

『空　羽ばたきの青』　朧

空を飛ぶことを夢見たピッキ。
人間に捕らえられ、調教させられて一度はその夢を忘れた。

しかし、夢とはそう簡単に忘れられるものではない。
しかし、夢とはそう簡単に諦められるものではない。

空はいつでも目の前にある。
ならば飛ぶだけだ。

夢を失って無気力に生きるより、夢を見ることを選んだペコペコ。
結局空は飛べなかったけれど、その夢は、受け継がれていく。


空を飛ぶ、というのは私も過去のContestで書きましたが、
やっぱり一つの夢ですよね。空を自由に飛び回るというのは。

飛行機に乗るのとは違うのです。
自分の身で風を切るのです。自由自在に飛ぶのです。
そこは少なくても、縛るものがない世界。

いつかペコペコも飛べるようになるのかも知れませんね。
グライダーペコペコとか。
あの体の大きさで空を飛ぶなら、それ相応の翼が必要ですが。


■□■

〜記憶〜　みどりん

血まみれの殴りプリースト。
廃兄貴達を嬲り殺し、牙をへし折る狂気の聖職者。

みどりん、ここに見参。

自分が殴りプリーストであることに疑問を感じるみどりんと、
そんな様子のみどりんを心配するグラウ。

何を望んでいるのか。それが分からず苦悩する。
カタチあるものが欲しい。確かなモノが欲しい。
己はどうあるべきなのか。どうありたいと思っているのか。

ダークロードとの戦いで、自分の求めるものに気がついたみどりん。
欲しかったのは支える力。守る力。
それを知ったみどりんは、もう迷うことはない。


Contestとしては初めて、実際存在するキャラクターを使ったSSでした。
やっぱりみどりんはプリーストが好きなんだなぁと思った作品です。

殴りプリはSPもヒール回復量も、支援プリには到底及びません。
『守る』・・・つまり死なせないことを考えるのならば、
支援プリの方が上だと言って間違いないでしょう。

敵を屠るのではなく、仲間を支えることを選んだみどりん。
実際でも支援プリーストを作り、拠点で活躍中だったりします。

「自分が長続きするのはいつもプリースト」と言うみどりんは、
これからもきっとプリーストなんでしょう。


■□■

夢を叶える薬　蒼

自作品。
すいませんこんなのできちゃいました。

夢は叶えるためにある。
だが人は、その夢を叶えようとしない。

それは何故か。
「どうせ叶うわけがない」と一線を引いてるからである。

それをなんとか取り除こうと思い立ったアゾン。
そうして彼は研究を続け、ついにその薬を完成させる。

飲むことにより、心の抑止力を破壊してしまう薬。
望むことをストレートに表現し、それを手に入れよう、叶えようと一直線になるヤバめの液体。

その名は、『夢を叶える薬』


・・・と書くとなんかカッコイイような錯覚が生まれますが、
内容はハチャメチャラブコメ風味です。

薬を飲んでしまった暴走コクルと、戸惑う周りの人たち。
普段なら絶対に見せない表情や仕草をフルオープンアタックなのです。

有り得ない、と自分で思いながら文章作成してました。
書いていて結構面白かったですよ。うん。

楽しんでもらえたら幸いです。

「」多くてすいませんでした。
でも楽でした。正直かなり楽でした。


■□■

夢　田淵さん

一人の少年がいた。
彼は言った。「最強になる」と。

では、最強とは？

強い魔物でもアッサリと仕留めること？
どんな状況でも的確に判断を下し、難なく乗り切っていくこと？
誰よりも力があり、誰よりも強くて、負けを知らないこと？

それは最強だ。
しかしあくまで、最強の一つのカタチでしかない。

最強を夢見る少年は、誰の心にだっているのかもしれない。
誰だって、「最強」になりたいのだから。


もっともつよい、と書いて最強。
でもそれは、単に腕力や技術だけを指すのではないのですね。

要するに心構えの問題です。
ぶっちゃけると、自分が最強だと思ったらもうそれで最強なのです。

自分は自分しかいないのだから、最強は自分自身。
最強なのだから、胸を張っていきましょう。

一時間でよく頑張りました。


■□■

〜プロポーズ〜　クロ

今回のお題提供者、クロ君の登場です。

雪の舞うルティエの街に、二人の影が訪れる。
一人は騎士。一人はアーチャー。
アーチャー・ハンター選手権で優勝するほどの実力の持ち主。

二人はギルドで行われるパーティーの会場探し（＋デート）をしながら、
お互いの愛を確かめ合っていく・・・・

・・・

・・・

・・・

ああっ、もうっ！
なんだこれはーーーーっ！！

私も！
今回は私の作品も、「甘いなぁ」と思いながら書いてたのに！
さらに上？！ 上行っちゃうのですかっ！？

読んでて恥ずかしくなるなんて久々に体験しましたよホントに！

『うっわ・・・苦笑しながら赤面してるよぉ・・・』
『あらあら、何を叫んでいるのかしらね』
『でもあの人、何であんなに必死なんだろうな〜』

外野うるさいっ！

あぁ・・・その・・・・・つまり一言で言うとですね・・・

やられました。


ところで、前にどんなネタを考えてるかクロに聞いたときに、
もっと違う内容のコトを言ってた気がするのは勘違い？


■□■

メモリーズ・カスタム　ラフ

記憶喪失の少女と、彼女の世話を焼いてくれる男。
彼女は自分が誰だか分からないままも、少しずつ自分を取り戻していく。

両親の元へ戻った彼女は、夢を見る。
その夢は、『見てはならぬ夢』だったのかも知れない。

夢で見た場所に赴く彼女。
そして男と再会し、そして・・・・・・

Shut Down


前半は物語、後半はレポートとして書かれていて一風変わった作品でした。
彼女は一体何者なのか？
男の怪しい動きは？
夢で見た黒い影は一体何者なのか？

謎があって、それを疑問に持たせつつ物語を進め、
真相を明かして「あぁ、そういうことか」と思わせる作品でした。

しっかりとした構成で書かれていて、読んでいて面白かったです。
短時間で書いたとは思えないんですが。
前々からネタは考えてたりしたのかな？


■□■

白と黒　ハウル

今回のContest甘々作品の一つ。
騎士であり主人公のリンと、その彼氏でありプリーストのリューム。
騎士団で狩りをしていた彼女たちであったが、やっぱりそれは現れた。

騎士団の真骨頂。これが出ないと話にならない。
深淵の騎士である。

ブランディッシュスピアを受けて倒れるリューム。
違うPTが助けに来てくれたお陰でリンは助かったが、
リュームはもうリザレクションでも助からない。

・・・

という、夢。


この後に、『という、夢』がもう一度続くと悲劇になったりするんですが。
騎士団でリュームが死んでしまったという夢を見たという夢。
・・・あれ、でもこうすると現実じゃどうなってるのか分からないかも？

人が死んだ・・・
特に恋人が死んだということは精神的なダメージが大きいだろうから、
無意識のうちに逃避して、それは夢だったというカタチでリンは納得しようとしていた。

というオチを想像してちょっとだけ怖くなったのは秘密です。

頑張れリューム。BDSなんて受け止めてしまえ。


■□■

以上で終了であります隊長。
今回は甘い作品が多かったですね。
かく言う私もあまあまなの書いちゃったわけですが・・・

次はもっとダークな風味で書こうかな。
気分はダーク・ダークで。


以下は後日頂いた感想のまとめであります。
感想くれた人感謝でございますです。



△▽△



<<<　雪（幸）　>>>


とりあえず、第五回コンテストに投稿された方々、お疲れさまです。簡単に感想を・・・

＞朧さん
不可能な夢を抱くピッキ。
しかし、志半ばで倒れてしまうわけですが、何代か先のピッキが大空に羽ばたけることを願ってしまいました。
親が果たせなかった夢を子が受け継ぐ。
現代社会では滅多に見れるものではありませんが、それも夢として立派な形だと感じさせる作品でした。

＞みどりん
はい、血染めの聖衣が良く似合うみどりんの作品ですね。
何かを守りたいと思う気持ち・・形はいくつもあれど、みどりんの中ではやっぱり支援プリなのかな？
自分自身との対話の場面では、人間が自分自身を完全に認識できない故のズレを上手く補完していると思いました。
こういう表現は個人的に好きですー。いじょ。

＞アオ
えーっと、誰かさんのを甘い甘いと言っておきながら十分甘い作品ですね。甘くてエロイです。
夢は叶えようとしなければ叶わない。何もしなければ始まらないってことですね。
しかし、仮釈「夢を叶える薬」が存在すれば、どんな願いも叶うんじゃないかと思います。
結局精神的なものがその行動力の多くを左右していると思いますので。

＞田淵さん
最強という夢を見る少年。つまりは、若い頃の自分ということなんでしょうか。
最強はまた別かもしれないけど、誰しも強さには憧れることかもしれませんね。
本当の強さとは何かと、良く思います。私の中でそれはごく精神的なモノですね。
まあ、弱いから強い人に憧れたりするんですが。

＞黒くん
いやー、あえて今回のコンテストで優勝者を挙げるなら彼の作品に他ならないです。
読んでて噴出・・じゃなくて恥ずかしくなる作品なんて久しぶりですｗ
本当に印象が濃すぎて他の方の作品が霞むくらいでした。
もう、流石電波王です！感服致しました！！（いや、ホントに）
自分にはどう頑張っても書けないようなモノを書ける人は素直に関心します。
しかし、まあSSとして見た時にもう少しメリハリのようなものがあると
もっと素晴らしい作品に仕上がったのではないかと思います。
でも、黒くんが言わんとするところは余すところなく伝わってきたので良かったと思います。

＞ラフ
今回のコンテスト唯一のダーク系ですね。元々こういうの好きなので面白かったです。
作りもしっかりしていて引き込みも強かったと思います。
やっぱり頭いい人は何をやってもいいんですかね！
皮肉じゃないですよ。
とにかく、次回作も期待してます。

＞はうる
主人公が好みでしたｗ
なんというかこういう一人称の書き方が好きなんです。
技として秘技悪夢返しですか。もう一つ返しちゃうと完璧だったのに（ﾎﾞｿ）。
悪夢を見たことで失うことの恐怖を感じ、相手がもっと大切になるわけですね。大事なことな気がします。
馴れ合いの中でそういうものが薄れた時は失うことの怖さを思い返すことも必要だと感じました。


こんな感じで感想っぽくない感想でした。文句がある人は是非ご一報下さい。次回はもっと毒入れますので。


<<<　田淵と名乗る誰か　>>>


「俺何書いてんだー！！、キャッホゥ!」ってなテンションで書いてる阿呆がここにもいます！
今回の作品は始めてから1時間と少々で書き上げて、手直しとかしてません！
だもんで、誤字とか日本語的に文がおかしいなんてことがあるかもしれませんが、
そこは皆様の寛大なるお心で見逃してくれると幸いです。

ついでに朧さんの感想をここに
彼女の子供は人間に捕まらずに空を飛べるのかなぁ、なんてことをボケーと考えてました。
先のことを想像させるような終わり方だったので、このピッキはきっと空を飛べたろう、とか。
人間に捕まったろうとか、グランペコに！とか。
まぁ、色んな想像して文で1回、想像で2,3回楽しめました。


<<<　朧　>>>


どうも、2度目の参加をさせて頂きました朧です。
今回のこちらへの参加が自分としては激しく久々な復帰作?となり、
出来栄え云々にかかわらずいい機会をいただけたと思っております。

さて、感想ですが・・・
申し訳ありませんが、まだ熟読しておりませんので一つ一つへのコメントはできないのですが、とりあえず思ったことは・・・
皆さん・・・さぞや・・・
「書いてるこっちが恥ずかしいわい、キャッホゥ!(謎」な状態になったのではないのでしょうか(ｶｴﾚ
恋愛や友情といったネタが多くてなんだか(*ﾉﾉ)な中(?)、それに比べ人間ですらない自分の話・・・むしろテーマ【空】?(･ω･｀)
自分は実際のキャラを使った話は失敗した人なので、それが書けるみどりんさん尊敬(゜ω゜*)

でも、今回なにより印象に残ったのは、田淵さんの「夢」と、そしてラフさんの「メモリーズ･カスタム」です。
田淵さんの夢は短いのですが、なんだかとっても大事なことのように思い、
ほのぼのというか暖かというか・・・そんな感じです(ｱｲﾏｲ
ラフさんのは・・・とりあえず最初、怖かったです(ぁ
ホムンクルスをそう捉えるとは・・・これはたしかに実装できませんね(ぇ
夢と聞いて、悪い夢でも覚めたらハッピーとか、いい夢とか理想とか・・・
そういうのが浮かびやすいと思える中、あのような発想ができるとは・・・
ただ、時事的に誘拐とかのネタがあまりよく思われそうにないのが残念です(･ω･｀)
キルハイルの別荘の寂れた雰囲気と、その中で自分の遺骸を自分で発見してしまう・・・
そのシーンが妙に静かな重さを持っているというか・・・そんな感じです(ﾏﾀｱｲﾏｲ

・・・コメント下手で申し訳ありませんでしたorz



△▽△



第五回Contest

これにて閉幕！
おつさまでした！