出会いがあれば、別れがある。
時にそれは、永遠の別れとなる。
-バルドルの下へ（前編）-
ミッドガルド大陸の、ルーンミッドガッツ王国。
自然溢れる王国で、故に、魔物も多く存在する。
ルーンミッドガッツ王国は、他国と比べ、大きく、軍事力も巨大だ。
近年、魔物の増加が激しく、騎士団の活動も活発になってきている。
陸・海軍は、それをサポートする形で、動いている。
魔物討伐もそうだが、騎士団が手を焼いているのは、犯罪組織だった。
裏の世界で、人殺しを請け負う、犯罪組織。
勿論、それなりの報酬が無ければ、動かないのだが。
ソグラト砂漠の何処かに、犯罪組織の本部が存在する。
犯罪組織は、アサシンギルドと呼ばれ、それは各地に支部が存在する。
しかしそれは、裏の世界でしか知られてはいない。
シュヴァルツバルド共和国にも、アサシンギルド支部があり、シュヴァルツバルド共和国軍は、それを潰そうと動いている。
その日も、騎士団は、アサシンギルド本部の捜索を行っていた。
アサシンギルドの暗殺者は、腕利き揃いで、そう簡単に捕まる相手では無い。
騎士団の第一師団から第五師団までのエリート師団がモロクに派遣され、情報収集などを行っていた。
それを気にしながら、隠れる様に、一目の付かない場所へと、一人の少女と男は、移動した。
「・・・・またいた」
少女が小さな声で言った。
肩まで伸びた赤い髪に、赤い瞳をした、15歳程の少女だった。
「俺らは邪魔やからな」
黒色のボサボサ頭をした、糸目の男が言った。
「どうも敏感になってまうな。普通にしとったら何もされる事あらへんのにな」
「うん・・・・」
「どうも落ち着けへん。・・・・しゃーないわ。帰ろ、シエ」
男は歩き出す。
それを、シエは、男の服の裾を掴み、止めた。
「・・・・イツキ」
「ん？」
シエは、俯きながら、いつもよりも小さな声で、
「また来ようね」
と言った。
イツキは、そんなシエを見て、微笑んだ。
見なくても、その頬は赤らんでいると分かった。
「勿論や」
シエとイツキは、騎士団を避ける様に、モロクを出て行った。
イツキはモロクを出る前に、もう一度、モロクの景色を見た。
いつか、この街を、自由に歩けたら。
願わぬ願いを心に、ソグラト砂漠を歩き出した。
シエとイツキは、アサシンギルドの暗殺者だった。
二人とも元々は孤児で、アサシンギルドのエリート部隊に拾われたのだ。
ギルドの殆どの者が、拾われた身で、此処で犯罪のプロになっていく。
自分達がしている事を、犯罪だと知りながらも、彼らはずっと、ギルドにいる。
そこしか居場所が無いからだ。
アサシンギルドは、犯罪という犯罪の依頼を全て請ける。
特に最近は、人殺しの依頼が多く、暗殺者として育てられたギルドの者は、日々闇に隠れ、仕事を遂行している。
シエとイツキも同様で、王国各地を回り、仕事を遂行していた。
イツキは、シエがギルドに連れてこられた頃から、彼女の世話をしていた。
人を殺す事に邪魔なものは捨てる。
そして、暗殺技術を、体に染み付かせる。
それが、暗殺者の育て方だった。
シエは15歳にして、暗殺技術をマスターし、依頼をこなした事もある。
感情は、拷問染みた教育によって消され、暗殺機械を作り上げる。
シエも、そんな機械に育てられ、今では、彼女に依頼をする者も、多くいる。
『女』というのは、犯罪をする上で、何かと都合が良いのだ。
イツキは、まだ若いシエに、感情を失くしてもらいたくなかった。
だから時々、ギルドの者に黙って、こっそりと、シエを連れ出し、光の世界を見せてあげるのだ。
夜。
シエは、静かに眠っていた。
ギルドメンバーの寝床は、まるで牢獄だった。
ベッドとトイレ、水道しかなく、それ以外は何も無い。
夜になれば、電気など無いので、辺りは真っ暗だ。
そんな中でも眠れるのは、それよりも辛い教育を受けてきたからだ。
アサシンギルドの一室。
狭い部屋で、10人も入る事ができない。
そこに、イツキと、黒髪の男が席についていた。
テーブルに置かれた酒を、イツキは少し、口に流し込んだ。
ギルドにあるのは、水と、この酒だけ。
大人は全員、酒を水代わりに、毎日飲んでいる。
シエの様な未成年は、勿論水。
リンゴジュースなど、子どもが飲みたがる飲み物は、一切無い。
「お前、今日も外に出てただろ」
黒髪の男がグラスを持って、酒を飲むイツキに言った。
その男の目は、酔っている目だった。
「あまり頻繁に外に出てると、そのうちバレるぞ」
仕事以外で外に出る事は、禁じられている。
実際は、構わないのだが、好ましい事では無い。
「でも、自分は黙っててくれるんやろ？」
イツキは微笑を浮かべて言った。
それにつられる様に、男も、微笑んだ。
「アレン・・・・。感謝してるで」
「何だよ、改まって・・・・」
「他の子はもう手遅れや。子どもにこないな事させるのが間違いやって事に、早よ気付いとけば、こないな事ならへんかった」
「こんな所にいて、それに気付いただけでも、たいしたもんだろ」
「せやから、それに気付いた俺は、シエに尽くしてるんや。人としての『モノ』を、失ってもらいたくあらへんから・・・・」
この犯罪組織に連れてこられた子どもが、犯罪を犯す。
犯罪組織の一員となって教育を受けた者が、それを間違いだと思う事は、無かった。
しかし、それに気付いたイツキは、それを正そうと、今、シエに尽くしていた。
他の子は、すでに、手遅れだった。
ちゃんと正してやる事はできない。
此処は、アサシンギルドだから。
でも、せめて、人としての『モノ』だけは、失ってもらいたくない。
それは、感情。
喜怒哀楽を忘れて欲しくない。
だから、イツキは、シエが此処に来た時から、いつもシエと一緒にいた。
尽くした甲斐あってか、シエは、教育によって忘れようとしていた感情を、取り戻しつつある。
「そんでもって、チャンスが来た」
「チャンス？」
「せや」
それは危険を伴う、チャンス。
逃せば、待つのは、『死』という一文字のみ。
「騎士団の連中、もうじき此処を見つけると思う」
「！」
「総力挙げてここを潰しにくるやろな」
「そしたら、俺達は・・・・！」
アレンは酔いが覚め、焦りの表情を浮かべた。
何故、イツキがそれをチャンスと言うのか、分からなかった。
「戦闘になる事は絶対や。せやったら、それを利用して逃げるんや」
「・・・・どさくさに紛れて逃げるって事か？」
「せや。せやけど、危ないチャンスや。俺と、シエと、アレンの三人で、光の世界へ出るんや」
「無茶だ！ 騎士団は俺達を危惧している！ 数で潰しにかかられたら、逃げる隙なんて無いぞ！」
「逃げるのは俺ら暗殺者のオハコやろ？」
「それは・・・・っ」
暗殺者のスピードについてこられる人間は、そういない。
そのスピードは、時に闇から標的の前へ、時に敵を翻弄し、時に逃げる為の武器だ。
「此処には、純粋に殺しが好きな奴と、そうやないけど、戦わな、って思いに駆られる奴だけや」
「・・・・」
「数が多ければ尚更や。逃げれへん。なら戦うしかあらへんってな」
「それを逃げるってのか・・・・」
「いざとなったら俺が犠牲になる。それだけの話や」
「それだけだと！？」
アレンは、その言葉を聞いて、怒鳴った。
勢い良く立ち上がったので、椅子が後ろに倒れる。
「お前が犠牲になったら、シエはどうする！
お前だけなんだぞ！ あいつが、心を開いているのは！」
忘れてしまった感情。
シエは、イツキと共に闇で生きる事で、それを、取り戻しつつあった。
シエはそんなイツキだけ、心を開き、好意を寄せていた。
それを知っていたアレンは、イツキの言葉が、許せなかった。
「お前だけなんだぞ！ あいつが、人らしさを見せるのは！」
「・・・・」
「あいつはまだ若い。だから、汚れた手を洗い流す事はできるんだ！」
「汚れた手で、シエを救えると思うか？」
「手を汚してしまったからこそ、救えるんだ！」
「！」
手を汚してしまったから、その道に進ませない方法を知っている。
手を汚してしまったから、他の、汚れた手を、洗い流す事ができる。
「それができるのは、他の奴じゃない。俺でもない。お前だけなんだぞ！」
「・・・・」
沈黙が流れた。
アレンは落ち着くと、倒れた椅子を立てて座ると、酒を少し、口に流し込んだ。
「犠牲になるなんていうな。暗殺者らしくもないが、三人で、光の世界に出よう」
「・・・・せやな。三人や。三人で、光の世界に出たろ。そして、太陽拝んで、思いっきり背ぇ伸ばしたろ！」
その後も、二人の会話は続いた。
ギルドの、全ての子ども達も、逃げしてやりたい。
そう、イツキは言った。
しかし、それは流石にできない。
アレンが言った。
諦めるのもまた勇気だ。
だから、その代わりに、一生懸命生きていこう、と。
いつか、飲めなくなる酒を、二人は、存分に味わった。
いつか、味わえなくなる、アサシンギルドの、不味い味を。
アサシンギルドは、いつも、砂嵐に包まれている。
それは外の世界を拒絶するかの如く、吹き荒れる。
当然、外からは、この砂嵐によって、ギルドの姿は隠れてしまう。
しかし、逆に、中からも、この砂嵐によって、外の世界は隠れてしまう。
外か中か、どちらかが、砂嵐の境界線を越えた時、その姿を始めて見る事ができる。
だから、襲撃に、気付く事ができない。
「総員、全力を以ってかかれ！ 必ずや仕留めるぞ！」
ギルドの外での、大声。
その声の後に、何十人もの大声が、ギルド内に届いた。
「これはチャンスでもある！ 我らの仕事を邪魔する騎士団を、此処で抹殺する！」
ギルドマスターの、大声。
その声の後に、何十人もの大声が、ギルド内に響いた。
遂に、騎士団が、アサシンギルドを発見したのだ。
ピラミッドに似た構造で、外装は頑丈にできている。
騎士団がギルド内に入ろうと、階段を駆け上がる。
それを、アサシンギルドは、迎え撃った。
剣が胴体を真っ二つにし、斬り刻み、突き貫く。
短剣が急所を突き、一撃で仕留める。
力とスピードがぶつかり合い、砂嵐がそれを邪魔しながら、激しい戦いが繰り広げられた。
シエとイツキ、アレンも、逃げようとはするが、当然の如く、騎士がそれを阻んだ。
「無理すんなよ、シエ！」
カタールを振るい、目の前の騎士の剣を受け、弾いたアレンは、後方のシエに言った。
シエは二本のアサシンダガーを両手に持ち、素早い攻撃で、騎士を翻弄していた。
「シエの事は心配せんでええ。俺が何とかする！
アレンは自分の身を心配せや！」
「お前こそ！」
イツキは、騎士の、横に振られた剣を、しゃがんで回避すると、膝をバネに、懐に入り込んだ。
イツキのカタールは、騎士の首を貫き、騎士は断末魔も上げる事無く、首から大量の血を流した。
カタールを引き抜くと、騎士は倒れ、動かなくなった。
騎士は鎧を装備しているので、心臓を狙っても、その鎧に、攻撃を弾かれてしまう。
だから、装備の無い、肌色の皮膚を見せている、首や頭を狙って攻撃する。
確実に、一撃で仕事を遂行させる暗殺者にとって、それくらいはお手の物だった。
しかし、騎士も、そう簡単にやられてくれるはずが無い。
攻撃を読み、かわし、力で捻じ伏せる。
騎士団とアサシンギルドは、互角の戦いを繰り広げていた。
しかし、騎士団の方が、数的に有利であり、アサシンギルドが、その数の力に押し潰されるのは、時間の問題だった。
シエは、右手のアサシンダガーで、騎士の首筋を切り付けた。
そして、隙を与えず、騎士の前に顔を出し、額に、左手のアサシンダガーを突き刺した。
「がっ」
短い断末魔を上げ、その騎士は死んでしまった。
シエの後ろから、また、騎士が襲い掛かってきた。
シエは振り返り、右手のアサシンダガーを、騎士に向かって投げた。
アサシンダガーは、見事に騎士の額を貫いた。
剣を落とし、騎士はゆっくりと倒れ、死んだ。
シエは、その騎士にゆっくりと近づき、しゃがんで、アサシンダガーを引き抜いた。
「死ねぇ！」
後ろからの、声。
シエが、首を後ろに向けると、そこには、剣を大きく振り上げた、騎士が立っていた。
シエが振り返った時には、騎士は、その剣を振り下ろしていた。
シエは、目を閉じる。
もう、終わりだ、と。
しかし、痛みはやってこない。
恐る恐る、シエは目を開いた。
目の前には、剣を振り下ろす途中で動きを止めた、騎士が立っていた。
騎士は剣を落とし、ゆっくりと、シエの方へと倒れこむ。
シエはそれを避け、前を見ると、そこには、イツキが立っていた。
「イツキ・・・・！」
「危なかったな」
「ありがと・・・・」
「騎士の数が減ってきた。そろそろ逃げるで」
「えっ・・・・逃げる・・・・！？」
「せや。俺とシエと、アレンの三人で、逃げるんや」
「・・・・できるの？」
「勿論や」
シエは、差し出されたイツキの手を取って、立ち上がった。
そこにちょうど、アレンが姿を現した。
「向こうから逃げれそうだ」
「よし。ほな、行くで」
「うん！」
シエとイツキは、アレンの案内で、戦場を走った。
イツキは、不安に思った。
他の子は、どうしているだろう。
まだ戦っているのだろうか、それとも――。
いっその事、死んでしまった方が、救われるのだろうか。
そんなはずはない。
死んで救われるなど、有り得ない。
生きて救われる方法は、必ずあるのだ。
でも、それができなかったら――。
やはり、死ぬしか、救われる道は無いのだろうか。
「イツキ！」
アレンの声。
我に返ったイツキは、反射的に、カタールを後ろに向けた。
それと同時に、剣とカタールが、交わった。
いつもなら、人の気配ぐらい、簡単に読む事ができるのに――。
アレンが後ろを確認してくれなかったら、死んでいただろう。
イツキは騎士の剣を弾き、戦闘態勢に入る。
イツキは素早い動きでカタールを振るうが、騎士は、それを全て受け、防御する。
騎士は防戦一方だが、余裕を持っていた。
イツキがカタールを振るった瞬間、騎士は、剣を振るい、カタールを弾いた。
バックステップして距離を取ったイツキに、余裕を与えず、詰め込んできた。
素早い剣戟を、イツキは防御し続ける。
反撃するにも隙が無い。
手強い。
イツキは、自分の力だけで、勝てるかどうか、自信が無かった。
此処で勝てればそれで良し。
負けてしまえば、次に、この剣の切っ先は、シエとアレンに向くだろう。
それだけは、絶対に避けなければならない。
時間稼ぎにはなる。
だから――。
「アレン！ シエを連れて、先に逃げるんや！」
「なっ・・・・！？ バカ言うな！」
「俺やったら平気や！ 二人で先に逃げるんや！
必ず、追いつく！」
「イツキ！！」
「大丈夫や、シエ。俺は絶対、死なへん。約束や！」
「でもぉ・・・・！」
シエの目から、涙が零れ落ちた。
それは、こんな犯罪組織の中で、ずっと、イツキが傍にいてくれたから、流せる涙。
「・・・・シエ、行こう」
アレンが、シエの手を引っ張った。
「何で！」
「あいつの気持ちを無駄にするな！ あいつは、今、約束しただろ！
必ず追いつくって！」
「でも、でも・・・・！」
「イツキ！ 必ず、必ず追いついてこいよ！」
後ろ姿しか見えないから、表情は分からない。
しかし、きっと――。
「勿論や」
笑っていたに、違いない。
アレンは、シエの手を引っ張り、その場を去っていった。
「イツキ！ イツキ！！ イツキーーーー！！」
シエの叫びが、砂嵐に、かき消されていった。
二人が、この場からいなくなったのを確認すると、イツキは、受け止めていた、重い剣を、弾き返した。
バックステップをし、再び距離を取る。
今度は、騎士は、詰め込んでこなかった。
「さあ、行くで。約束、守る為にも！！」
シエとリオンは、モロクに着いた。
イツキの作戦は成功した。
しかし、そう思っているのは、イツキだけかもしれない。
アレンは、その作戦は、失敗だと思った。
『・・・・せやな。三人や。三人で、光の世界に出たろ。そして、太陽拝んで、思いっきり背ぇ伸ばしたろ！』
シエは、モロクに着くと、そこにしゃがみ、ずっと泣いていた。
アレンは、それをどうする事もできず、苦しんでいた。
「三人で・・・・光の世界に出るんじゃなかったのか・・・・？
太陽を拝むんじゃなかったのか・・・・！？」
アレンの目からは、涙が流れていた。
「シエを、泣かすんじゃねぇよ・・・・！ 大バカ野郎・・・・！」
出会いがあれば、別れがある。
それは、どうにもできない、運命だ。
シエは、約束を、信じる事ができなかった。
あの戦場で、どうやって、一人で生きて、また姿を現してくれるというのだろう。
『大丈夫や、シエ。俺は絶対、死なへん。約束や！』
その約束が信じる事ができず、シエは、ただ、泣いていた。
泣くシエの姿は、普通の、女の子だった。
イツキが、望んだ、シエだった。
イツキが望んだ、暗殺者では無い、普通の女の子の、シエだった。
出会いがあれば、別れがある。
ならば、別れがあれば、出会いはあるのだろうか。
イツキと出会い、そして、別れた。
なたば、イツキと別れ、そして、再び出会う事はできるのだろうか。
今のシエには、それは、全く信じられない事だった。
だから、ずっと、ずっと、悲しみ、悲しみ、泣き続けた。
-あとがき-
ごめんなさいコンテストのムード重くしてるの僕ですごめんなさい。
軽くできませんでしたごめんなさい。
ひでどんです。三回目の参加になります。（ヒロシ風）
『バルドルの下へ（前編）』、いかがでしたでしょうか。
次回のお題が『出会い』で、それの続き物にしてもいいというわけで、そうしました。
やっぱ続き物にしなきゃ！って。
でも、これって、後編の内容が想像できちゃいますよね。
う・か・つ（最近ハマった某人気ゲームの、ある脇役の台詞）。
裏切る様な内容の方がいいんでしょうか。
でも、裏切る裏切らないは置いといて、面白いと思っていただける様なＳＳを書きたいと思いますので、
よろしくお願いしますです。
ちなみに、何故イツキが関西弁で喋るのかというと、関西弁を喋る人を書いてみたかったからです。
ただそれだけです。
それと、僕の書いた他の作品に登場している人物が、このＳＳで登場しちゃってます。
ではでは、コンテスト主催者の蒼さん、そして、読んでくださった全ての方、ありがとうございます！
後編、期待しないで、待っていてください(笑)。
蒼さんに送ったの、コンテスト告知から早いですが、推敲しましたし、決して手は抜いていませんヨ。